家電4品目はどう処分する?リサイクル料金と収集運搬料金の仕組み

公開:2026.10.16更新:2026.10.16杉野龍泉のプロフィール写真監修:杉野龍泉(遺品整理コンサルタント/合同会社CIELIS代表)
家電4品目はどう処分する?リサイクル料金と収集運搬料金の仕組みのイメージ

親の家を片付けていると、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンが必ず出てきます。「とりあえず粗大ごみに出せばいい」と思っていると、収集日に回収してもらえず困ることになります。この4つは家電リサイクル法という法律の対象で、自治体のごみとは別の手続きと料金がかかるためです。

結論から言うと、家電4品目の処分には**「リサイクル料金」と「収集運搬料金」の2つのお金**が必要です。金額はメーカーと大きさで変わり、料金表記はすべて税込みです。ここでは、処分の流れと料金の仕組み、家電リサイクル券の役割、エアコンや業務用機器など判断に迷いやすい点を、家電リサイクル券センター(RKC)と環境省の情報にもとづいて整理します。

品目ごとの処分方法全体は遺品の処分方法(品目別)、福井市の粗大ごみの出し方は福井市の粗大ごみの出し方にまとめています。

遺品整理で出る家電4品目とは(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)

家電4品目とは、テレビ・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(衣類乾燥機)・エアコンの4つを指す呼び方です。この4つは「家電リサイクル法」に基づき、家電小売店などによって引き取られ、家電メーカーがリサイクルを行う仕組みが法律で決められています。

遺品整理では、親が長年使っていたブラウン管テレビや、年代の古い冷蔵庫が出てくることも多くあります。年式が古くても、対象品目であることに変わりはありません。次のセクションでは、まず「自治体のごみに出せない」という点を確認します。

家電4品目の処分フロー

家電4品目は自治体の粗大ごみに出せない

家電4品目は、指定袋の燃やせないごみにも、自治体の粗大ごみ(戸別収集・施設持ち込み)にも出せません。福井市の粗大ごみの受け入れ品目でも、家電4品目は対象外として扱われています(福井市の粗大ごみの出し方)。

出せる先は、おおむね次のいずれかです。

  • 処分する家電を買った販売店、または買い替え先の販売店に引き取りを依頼する
  • 購入店が分からない・遠方の場合は、家電リサイクル券センター(RKC)の案内で引取先を確認する
  • 自分で指定引取場所まで持ち込む(郵便局でリサイクル券を受け取って持ち込む)

いずれの方法でも、次に説明する「2つのお金」がかかる点は変わりません。

処分にかかる2つのお金(リサイクル料金+収集運搬料金)

環境省は、廃家電を引き渡すときに**「リサイクル料金」と「収集運搬料金」が必要になる**と説明しています。これらの家電は家電リサイクル法に基づき、家電小売店などによって引き取られ、家電メーカーがリサイクルを行う仕組みになっているためです。

  • リサイクル料金 家電をリサイクル(再資源化)するための費用。メーカーと大きさの区分で金額が決まる
  • 収集運搬料金 販売店などが家電を集めて指定引取場所まで運ぶための費用。依頼先によって金額が異なる

自分で指定引取場所まで持ち込めば、収集運搬料金の負担をなくせる場合があります。持ち込みができるかどうか、具体的な運搬料金は、依頼する販売店や家電リサイクル券センターに確認してください。

リサイクル料金は大きさで区分が変わる

リサイクル料金は、メーカーごとに加えて**「大小」の区分**で金額が変わります。家電リサイクル券センター(RKC)の料金表記はすべて税込みです。

品目小の区分大の区分
ブラウン管式テレビ15型以下(対角線38cm未満)16型以上(対角線38cm以上)
液晶・有機EL・プラズマ式テレビ15V型以下16V型以上
冷蔵庫・冷凍庫170リットル以下171リットル以上

洗濯機(衣類乾燥機)とエアコンにも料金区分がありますが、メーカー・型式によって個別に設定されています。正確な金額は、家電リサイクル券センター(RKC)のサイトでメーカー名を検索し、該当する型式を確認します。料金表記の税込み金額をクリックすると、リサイクル券の記入例も確認できます。

リサイクル料金の大小区分

家電リサイクル券が必要(記入して貼る)

家電4品目を処分するときは、家電リサイクル券の手続きが必要です。販売店に引き取りを依頼する場合は、店側が料金の案内と手続きを進めてくれます。自分で指定引取場所まで持ち込む場合は、郵便局でリサイクル料金を支払い、リサイクル券を受け取って家電に取り付けます。

リサイクル券の記入例は、家電リサイクル券センター(RKC)のサイトで、対象機器ごとの税込み金額のページから確認できます。記入を間違えると引き取ってもらえないことがあるため、販売店や指定引取場所の案内に沿って進めます。

エアコンは室外機もセットで料金がかかる

エアコンを処分するときに見落としやすいのが、室内機と室外機の料金です。家電リサイクル券センター(RKC)は「リサイクル料金は室内機と室外機をあわせた料金」であり、「一方のみ処分の場合でも料金は変わらない」としています。

つまり、室内機だけ・室外機だけを処分しても、両方セットで処分する場合と同じ料金がかかります。取り外しの手間だけを考えて片方だけ残すと、あとで単独で処分する手間と料金が別途かかるため、まとめて処分するほうが合理的です。取り外し作業自体は、エアコンの工事業者や引き取り先の販売店に依頼します。取り外しや搬出の相談は相談フォームからでも受け付けています。

事業所で使っていた家電・業務用機器の扱い

遺品整理では、自宅の一室を仕事場や店舗として使っていたケースもあります。この場合の判断基準は、**「家庭用機器か業務用機器か」**です。

家電リサイクル券センター(RKC)は、家庭用機器であれば事業所で使用されていたものであっても家電リサイクル法の対象になり、反対に業務用機器であれば家庭で使用されていたものであっても対象外になると説明しています。見た目や設置場所ではなく、製品自体がどちらとして製造・販売されたかで決まります。

判断に迷う場合は、本体の表示や製品カタログを確認するか、家電リサイクル券センターや販売店に相談します。

無許可の回収業者に渡さない

家電4品目の処分には、必ずリサイクル料金と収集運搬料金がかかります。環境省は「廃棄物の処分に"無許可"の回収業者を利用しないでください」と注意を呼びかけています。

**「無料で回収します」「今すぐ引き取ります」**という業者がトラックで巡回していることがありますが、正規の手続きでは料金がかかる以上、無料をうたう業者は不自然です。引き取られた家電が適正にリサイクルされず、不法投棄や不適正な処理につながるおそれもあります。家庭の不用品の収集運搬には市町村の許可が必要です。許可の有無や無許可業者の見分け方は不用品回収のチラシに注意にまとめています。

福井で処分するなら(相談先)

福井で家電4品目を処分する場合も、基本の流れは変わりません。まずは購入した販売店、または買い替え先の販売店に相談するのが、もっとも手間が少ない方法です。販売店が分からない・遠方にある場合は、家電リサイクル券センター(RKC)のサイトでメーカー名を検索し、引取先と料金を確認します。

遺品整理をまとめて業者に依頼する場合は、家電4品目の収集運搬を含めて見積もりに盛り込んでもらえます。依頼先の選び方は遺品整理業者の選び方、福井市の粗大ごみとの違いは福井市の粗大ごみの出し方を参照してください。遺品整理全体の費用相場は福井の遺品整理の料金相場にまとめています。まだ使える家電であれば、処分の前に買取も検討できます。売り方の注意点は遺品の買取にまとめています。

家電4品目の扱いで判断に迷うとき、処分する機器の種類と台数を相談フォームからお送りいただければ、進め方のめやすをお伝えします。

よくある質問

家電4品目とは何ですか?

テレビ・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(衣類乾燥機)・エアコンの4つを指します。家電リサイクル法に基づき、家電小売店などが引き取り、家電メーカーがリサイクルを行う仕組みが決められている品目です。

遺品整理で出た家電4品目は自治体の粗大ごみに出せますか?

出せません。家電4品目は家電リサイクル法の対象で、自治体の粗大ごみの戸別収集や施設への持ち込みでは受け付けていません。購入した販売店への依頼や、郵便局でリサイクル券を受け取って指定引取場所に持ち込む方法で処分します。

家電のリサイクル料金はいくらですか?

メーカーと大きさの区分で金額が決まり、料金表記はすべて税込みです。テレビはブラウン管式で15型以下と16型以上、液晶・有機EL・プラズマ式で15V型以下と16V型以上に分かれ、冷蔵庫・冷凍庫は170リットル以下と171リットル以上で区分が変わります。正確な金額は家電リサイクル券センター(RKC)でメーカー名と型式を検索して確認します。

家電リサイクル券はどこで受け取れますか?

処分する家電を購入した販売店や買い替え先の販売店に依頼すれば、案内に沿って手続きを進められます。自分で指定引取場所に持ち込む場合は、郵便局でリサイクル料金を支払ってリサイクル券を受け取ります。

エアコンの室外機だけ処分するときも料金は同じですか?

同じです。リサイクル料金は室内機と室外機をあわせた料金として設定されており、どちらか一方だけを処分する場合でも料金は変わりません。

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